著者
五十嵐 彰
出版者
日本家族社会学会
雑誌
家族社会学研究 (ISSN:0916328X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.185-196, 2018

<p>配偶者とのみ性的関係をもつ,いわゆる「不倫」の禁止は現代の結婚制度の根幹を支える要素のひとつといえる.しかしながら,では誰が「不倫」をするのかを明らかにした日本の研究はほぼ見当たらない.本稿では日本における「不倫」行動の規定要因を機会および夫婦間関係のフレームワークを用いて検討した.分析結果から,労働時間や夫婦間関係の親密さ(会話頻度,セックスの頻度),子どもの数は「不倫」行動の発生に効果を与えないことが示された.男女ともに効果のある変数は学歴であり,高学歴になればより「不倫」しなくなるといえる.男性のみに効果のある変数は収入および妻との収入差であった.男性は収入が上がれば,また妻の方が収入が高ければ「不倫」するようになるといえる.</p>

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"夫は収入が高ければ,そして夫よりも妻の収入が高ければ「不倫」をするようになるといえる.学歴が高くなればなるほど,「不倫」をしなくなる.他方妻には収入の効果がみられず,学歴のみで…" →論文

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メモ。/ CiNii 論文 -  五十嵐彰(2018)「誰が「不倫」をするのか」 https://t.co/mC2mUoJWl5 #CiNii

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