著者
秋吉 遼子
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.70, pp.11, 2019

<p> 近年eスポーツをとりまく状況が変化しつつある。例えば、2019年度「いきいき茨城ゆめ国体」の文化プログラム事業として「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」の開催、eスポーツ部の創設等である。しかし、eスポーツに関する議論は十分になされているだろうか。「eスポーツがスポーツか否か」という議論は耳にするが、それだけではeスポーツの本質を解明することはできない。そのため、若手研究者委員会では、体育・健康・スポーツ科学がどのようにeスポーツと対峙するべきか議論を重ねてきた。具体的には、スポーツや運動を実践する身体とeスポーツをする身体は異なるのか、eスポーツは教材となり得るのか、eスポーツの可能性と危険性を「身体」「教育」という視点から捉えるとどのように考えられるか、スポーツとeスポーツの異なる点は何か、バーチャルの世界にある「暴力性」をどのように捉えるのか等である。学会大会当日までに若手研究者委員会で討論をしたeスポーツの論点等について報告し、今後、体育・健康・スポーツ科学の関係者がeスポーツとどのように向き合っていくのかを考える一助となることを目指す。</p>

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