- 著者
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池田 英治
内山 治樹
- 出版者
- 一般社団法人 日本体育学会
- 雑誌
- 日本体育学会大会予稿集
- 巻号頁・発行日
- vol.70, pp.263_3, 2019
<p> 本研究の目的は、Collective Efficacy Scale for Basketball for Offense(CESBO、Ikeda et al.、2014)と有意な関係性を持つバスケットボールにおける「パフォーマンス指標」について検討することであった。対象は、国内の大学バスケットボール部及びトップリーグに在籍するチームのうち、それぞれのカテゴリーでのリーグ戦におけるパフォーマンス指標が収集できるチーム(37チーム)及びその対象チームに所属するリーグ戦に出場機会のあった選手(414名)とした。分析に際しては、得られた個々のデータをチームの値として合計し、1つのチームを1サンプルとして捉え、計37チーム(37サンプル)のCESBO及びパフォーマンス指標を算出した。パフォーマンス指標については、単純なゲーム・スタッツの項目以外に、複雑な回帰式等を用いた詳細な客観的指標(アドバンスド・ゲーム・スタッツ)を求め、相関分析の項目として採用することとした。分析の結果、「シュートに関する項目」、「勝敗に関する項目」、「客観的で精度の高い指標」(Bray and Whaley, 2001)が、バスケットボール版CE尺度(CESBO)との強い関係性を表すパフォーマンス指標として導出された。</p>