著者
鈴木 幹男
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.122, no.12, pp.1490-1496, 2019

<p> 頸部腫瘤は先天性, 炎症性, 良性腫瘍, 悪性腫瘍など多くの病態を含んでいる. また発生部位, 発症年齢に特徴的な腫瘤も多い. このような頸部腫瘤の診察に当たって最も重要なことは, 悪性腫瘍を見逃さず, 先入観に固執することなく理学所見・検査にて診断, 治療することである. 本総説では陥りやすいピットフォールとして, 耳下腺腫瘍の良悪性鑑別・悪性転化, 類似した理学所見を呈するものとして耳下腺内顔面神経鞘腫, 側頸部腫瘤,特殊疾患としてリンパ節結核を取り上げ, 自験例を交え概説した.</p>

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頸部腫瘤の診察におけるピットフォール : 良性疾患を中心に : https://t.co/MVnlprO1gk

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