著者
山脇 直司
出版者
日本共生科学会
雑誌
共生科学 (ISSN:21851638)
巻号頁・発行日
vol.11, no.11, pp.52-58, 2020

本稿は、システム論と呼ばれる学問の潮流が共生科学にとってどのような意義と限界を持つのかを探る一つの試みである。そのために筆者は、まず筆者なりに理解する共生科学の概念と方法論を提示し、次にシステム論と呼ばれる代表的な二つを取り上げ、それがどのような内容を有し、かつ論争を引き起こしたかを紹介した上で、共生科学にとってのシステム論ならびにその対抗ヴィジョンである規範的社会理論の利点と限界を定式化し、最後に、筆者がここ20年間提唱している「グローカル公共哲学」によって、共生科学の方法論を強化したいと思う。

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[Luhmann][daisensei] まじか。/山脇直司(2020)「共生科学にとってシステム論はどのように寄与しうるか?」共生科学 11(11), 52-58, 2020, 日本共生科学会

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