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「聖域」としての個人:日本人キリスト教徒は日本社会の「宗教」ディスコースにどうポジショニングするのか
著者
綾城 初穂
出版者
日本質的心理学会
雑誌
質的心理学研究
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.62-81, 2014
先行研究では,日本人キリスト教徒が「宗教」を語る際に,複数のポジション(ディスコース上の立ち位置)から「宗教」について矛盾した語りを行っていたことが見出されている。本研究では,この矛盾した語りに伴う葛藤に彼らがどのように対処しているのかを,ポジショニング理論によって検討することを目的とした。分析の結果,語りの時間的性質によってポジション間の矛盾を無化していることが見出された。また,個人的ポジショニングという「個人」を強調する発話行為によって,語り手が日本社会の「宗教」ディスコースのモラルオーダー(ポジションに付随するルール)に対処していることも見出された。個人的ポジショニングの検討から,この発話行為が語り手の固有性を指示することでモラルオーダーの効力の及ばない「聖域」を作り出すことが指摘された。現代社会において個人は,多様な文脈と単一の固有性とを同時に課せられている。それゆえ,多様なポジションが生じる語りの中で固有性を指示する発話行為として「個人」を捉えることは,現代社会の「個」の在り方を検討する上で有益と言えるだろう。
言及状況
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変動(月別)
分布
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[談話分析][Gilbert&Mulkay] 綾城初穂(2014)「「聖域」としての個人:日本人キリスト教徒は日本社会の「宗教」ディスコースにどうポジショニングするのか」 質的心理学研究 13(1), 62-81, 2014, 日本質的心理学会 https://doi.org/10.24525/jaqp.13.1_62
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https://ci.nii.ac.jp/naid/130007872465
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