- 著者
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加来 耕三
- 出版者
- 日経BP社
- 雑誌
- 日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
- 巻号頁・発行日
- no.196, pp.98-101, 2001-01
これは間違いではない。が、江戸も幕末に近づくにつれ、幕府の警戒心も徐々に薄れ、十一代将軍・徳川家斉(いえなり)などは、薩摩藩主・島津重豪(しげひで)の女むすめをその正室に迎えている。 重豪の正室が御三卿(ごさんきょう)の一いつ、一橋宗尹(むねただ)の娘であったこともあり、この藩主は世上(せじょう)、「高輪下馬将軍(げばしょうぐん)」 と呼ばれた。