著者
大野 和男
出版者
松本短期大学
雑誌
松本短期大学研究紀要 (ISSN:09107746)
巻号頁・発行日
no.19, pp.3-14, 2010-03

本研究では,幼稚園児が入園し,年中児になってクラス替えに至る過程を検討した。クラス担任保育者に各学期末に面接を行い,クラスの様子と,子どもごとの様子について尋ねた。その結果,入園時の方がクラス替え時よりもクラスになじみにくい子どもが多かった。クラス替え時には,担任が替わった場合の方が新しいクラスになじみにくい子どもが多かった。新しいクラスになじんでいくと,新しいクラスの友だちとの関係が中心となることから,幼稚園生活においてクラスの重要性が示唆された。また,保育者にとって,生活習慣の確立や幼稚園に楽しく来ることが前提であり,その上で子ども同士の関わりが成り立つと考えられているようであった。さらに,クラスの中のリーダー的存在の子どもには,クラスを引っ張っていくことも願っていることが推測された。以上のことから,クラスになじむことには,担任保育者の存在,友だちの存在,そして本人の気質が関係することが示唆された。

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こんな論文どうですか? 入園からクラス替えに至る幼稚園児の様子--保育者の視点から見たクラスに「なじむ」ことと子どもの発達(大野 和男),2010 https://t.co/e65Xj2o0PB 本研究では,幼稚園児が入園し,年中児になってクラス替え…
こんな論文どうですか? 入園からクラス替えに至る幼稚園児の様子--保育者の視点から見たクラスに「なじむ」ことと子どもの発達(大野 和男),2010 http://t.co/VzbPAEz506

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