- 著者
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片桐 徹
天野 英晴
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会技術研究報告. VLD, VLSI設計技術 (ISSN:09135685)
- 巻号頁・発行日
- vol.113, no.416, pp.119-124, 2014-01-21
動的再構成プロセッサ(DRPA:Dynamically Reconfigurable Processor Array)は,そのエネルギー効率の高さにより組み込みデバイスのアクセラレータとして優れているが,最近の組み込みデバイスは高い性能を必要とするため,必ずしもこれに対応できていない.そこで,本報告では,まずDRPAのPEアレイの接続方式の変更,PE(Processing Element)のパイプライン化による動作周波数の向上を行った.次に,複数のPE間にまたがるデータハザードを原因とするストールに対処するため,Tiny Vector命令を提案した.この二つの改善手法により,ベースアーキテクチャと比較して約4倍の性能を実現することができた.