著者
池田 宥一郎 飯塚 博幸 山本 雅人
雑誌
2018年度人工知能学会全国大会(第32回)
巻号頁・発行日
2018-04-12

近年の情報科学の発展は,動物行動学の研究に大きく寄与している.我々は札幌市円山動物園において人工知能により動物を管理する負担の軽減を試みを行っている.我々の目標の1つは,健康管理と飼育環境の整備のためにチンパンジーのエソグラムを自動的に作成することである.エソグラムとはある特定の個体や種の全行動パターンの目録であり,動物の行動を研究するうえでもっとも基本的な記録である. エソグラムの作成には個体識別が必要があるため,本研究では画像認識分野で高い精度を出している畳み込みニューラルネットワークを用いて個々のチンパンジーを認識できるか検証した。 実験の結果,我々のシステムはチンパンジーの個体識別が可能であることを示した。

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Keras を用いたCNN の構成は表 1 に示す通り 15 層のネットワーク128 × 128 のある個体 の画像を入力とし,Softmax 関数を用いて 9 頭の個体のそれ ぞれである確率を出力とする.誤差関数は多クラス交差エント ロピーであり,Adam オプティマイザを用いた.バッチサイズ は 32 https://t.co/lPYh1eSCe3
畳み込みニューラルネットワークによるチンパンジーの個体識別 https://t.co/lJUqr6ml3g https://t.co/lPYh1eSCe3
@tktk_1229 ついでにこれも https://t.co/K5U2ANwk7E

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