著者
広沢 俊宗 井上 義和 岩井 洋 ヒロサワ トシムネ イノウエ ヨシカズ イワイ ヒロシ Toshimune HIROSAWA Yoshikazu INOUE Hiroshi IWAI
雑誌
関西国際大学地域研究所叢書
巻号頁・発行日
vol.3, pp.29-40, 2006-03

本研究は、20代から50代までのプロ野球ファン各200名、計800名を対象にインターネット調査を実施し、ファン心理、応援行動、および集団所属意識の構造を明らかにすることを目的としたものである。ファン心理は、『尊敬・憧れ』『共依存的感情』『ファン・コミュニケーション』『熱狂的ファンの弱さへの両価感情』『疑似恋愛感情』『不安定性への魅力』『メジャー志向』『Bクラス的戦力への魅力』『強さへの魅力』の9因子、応援行動は、『直接的応援行動』、『メディ接触型応援行動・優勝便乗』、『批判的・分析的応援行動』の3因子、集団所属意識は、『準拠集団的意識』、『独自意識』、『親近感・愛着意識』の3因子が抽出され、大学生調査(広沢・小城,2005b)の結果と比較検討された。
著者
井上 義和 岩井 洋 広沢 俊宗 イノウエ ヨシカズ イワイ ヒロシ ヒロサワ トシムネ Yoshikazu INOUE Hiroshi IWAI Toshimune HIROSAWA
雑誌
関西国際大学地域研究所叢書
巻号頁・発行日
vol.3, pp.49-54, 2006-03

日本のプロ野球の現状や制度に対するファンの態度は、どのような要因に規定されているのか。個別の態度表明の背後にある業績主義と娯楽主義および適正規模へのスリム化という3つの評価基準を抽出したうえで、それぞれを重視する要因として、性別・年齢・学歴・年収といった社会的な属性と応援する球団の所属リーグの効果を分析した。その結果、業績主義的な傾向は男性パリーグファンに、娯楽主義的な傾向は女性・若者・低学歴層・セリーグファンに、それぞれ認められた。適正規模をめぐる批判的な視点は、スリム化を肯定する傾向は高学歴層に、セーフティネットを要求する傾向は男性パリーグファンに、それぞれ認められた。