- 著者
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岩井 洋
- 出版者
- 関西国際大学
- 雑誌
- 研究紀要 (ISSN:13455311)
- 巻号頁・発行日
- no.5, pp.79-89, 2004-03
日本人の宗教観や宗教意識を表現する際に,しばしば使われるのが「無宗教」や「無神論」といった表現である。本稿では,「日本人=無宗教」あるいは「日本人=無神論」という言説が生まれた背景を探るとともに,日本人が無宗教・無神論であるのかについて検討する。そして,それを踏まえて,日本宗教と異文化における宗教との比較研究を深化させる視点や,グローバル化状況における日本宗教を理解する視点を提示したい。