著者
渡部 成哉 久住 庄一郎 揚原 祥子 久住 庄一郎 クスミ ショウイチロウ Kusumi Shoichiro 揚原 祥子 アゲハラ サチコ Agehara Sachiko
出版者
千葉大学教育学部
雑誌
千葉大学教育学部研究紀要 (ISSN:13482084)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.151-160, 2009-03

教員養成大学音楽科の4年間では,何を,どう学ばせ,その結果どのような技術を持った学生を中学校の教員として送り出せばよいのか,本研究はそういう問いに発している。個別の研究や個々の実践例を除いて,そういう問いを正面から発した例を,浅学にして私(渡部)は知らない。知識に加え,即物的な意味での技術(したがって,ここで言う「技術」は,「効率的に授業を進める技術」というような意味でのそれでないことは断るまでもないだろう)を必要とする科目の教員養成では,合目的的な指導が何よりも重要であろうと思われる。目的はいかなるものであり,その目的に合致した指導はどうあるべきか,声楽および器楽のそうした指導について,シューベルト(Franz Peter Schubert 1797~1828)の作品を例に取り,論じる。