著者
増田 暁彦 武藤 崇 スティーブン ヘイズ ジェイソン リリス
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.137-148, 2008-05-31 (Released:2019-04-06)
被引用文献数
3

アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)は近年欧米で盛んに研究、実践されているマインドフルネス・アクセプタンスに焦点を当てた行動療法である。本論文の目的はACTの実際を紹介することであり、前半ではACTの精神病理理論、健康論および治療手続きを要約した。後半では、日本人クライエントにACTを適用した1事例を紹介し、日本人への適応、ACTの臨床研究・実践における今後の課題を検討した。