著者
坂下 晃祥 田中 秀和 サカシタ アキヨシ タカナ ヒデカズ Akiyoshi SAKASHITA Hidekazu TANAKA
雑誌
花園大学社会福祉学部研究紀要
巻号頁・発行日
vol.19, pp.79-94, 2011-03

2007(平成19)年に社会福祉士及び介護福祉士法が改正され、より時代のニーズに適合した社会福祉士の活躍が求められている。一方、福祉に関する専門職の資格として、社会福祉士より先に制度化された社会福祉主事については、議論の場に登場する機会が減少し、これまでにもその制度の形骸化が指摘されており、その存在意義が問われている。本稿においては、社会福祉主事任用資格の制定史を振り返り、改めてその意義と課題を探ることにより、今後の議論に活かそうとするものである。