- 著者
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ディアス チャリタ
井料 美帆
霜野 慧亮
中野 公彦
- 出版者
- 東京大学生産技術研究所
- 雑誌
- 生産研究 (ISSN:0037105X)
- 巻号頁・発行日
- vol.69, no.2, pp.81-85, 2017
<p>パーソナルモビリティ(PMV) は,短距離トリップにおける持続可能な代替交通手段として注目されている.歩行者や自転車交通需要の大きいアジア諸国においてPMV の公道走行を行うためには,PMVと他の交通手段とが混合する環境での相互の影響を理解する必要がある.本研究では,PMV の一種であるセグウェイを用いて,異なる混合交通条件下での利用者の追従時の反応時間を計測した.その結果,通常の追従状態では,セグウェイ利用者は自転車・歩行者に対して異なった反応時間を示し,急減速による危険な状況では,反応時間は相手の交通手段によらないことを確認した.</p>