- 著者
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ハンリー シャロン
櫻木 範明
伊藤 善也
今野 良
林 由梨
岸 玲子
- 出版者
- 日本赤十字北海道看護大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2010
子宮頸癌予防HPVワクチンの接種率向上の方策を検討する為、思春期女子を持つ母親を対象とする2つの調査を実施した。ワクチンが無料なら娘に接種させるとした母親が92%だった。接種の障壁は安全性に対する不安と母親の頸がん検診受診歴だった。医師の勧奨は意思決定に前向きな影響を与え、ワクチン効果を納得することもワクチン受容度に関連した。また、頸がん受診率の低い地域では、詳細な情報提供がワクチン受容度を高めることを示した。本研究の結果により、接種率向上の要因が明らかとなった。