著者
ボルジギン ブレンサイン
出版者
滋賀県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

本研究は現代中国の56の民族の枠組みが如何に認定されたかについて、八旗集団の動向を把握することを通して分析した。主に清帝国から現代中国成立過程において、民族集団が如何に融合集散を繰り返したかを明らかにした。平成24年度には「中国の政治改革と少数民族の権利」と題する国際シンポジウムを開催し、ケンブリッジ大学やハーバード大学、中国社会科学院などの研究者を集めて議論した。ここ数年間、海外で行われた国際会議に出席し、研究成果を発表した。平成26年度には「軍閥と内モンゴル」と題する科研シンポジウムを開催し研究の取りまとめをした。研究期間中に学術論文3編、編著書4部を発表し、学会発表を3回行ってきた。
著者
ボルジギン ブレンサイン
出版者
滋賀県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本研究は、清朝という一つの帝国の崩壊から中華人民共和国というもう一つの多民族国家の枠組みが形成されるまでの間に、それまで満族の形成に加わったと思われていた旗人集団(満洲旗人、蒙古旗人、漢軍旗人)が、モンゴル族や漢族、ダウール族など多くの民族の形成に分散していったということを明確にした。