著者
北畠 真 三露 常男 和佐 清孝
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.54, no.6, pp.568-575, 1985-06-10 (Released:2009-02-09)
参考文献数
28

ABO3型の強誘電性物質のアモルファス状態について解説する.ここで用いるアモルファス誘電体とは,上記の意味で,ガラスや無機ガラスではない.アモルファス誘電体としてPbTiO3とLiNbO3を例にとり,その形成を,ロール対法とスパッタ法と比較して説明する.スパッタ法によって得られる特有のアモルファスPbTiO3, アモルファスPbTiO3の結晶化過程,アモルファスLiNbO3の示す高誘電率の原因等について述べる.