著者
石神 裕丈 下津 真由美 岩波 保則 岡本 英二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.119, pp.137-142, 2006-06-15
被引用文献数
2

本稿では,高速・大容量通信を行うためにMIMO-OFDM固有モード伝送を用いた場合について,ハイブリッドARQ方式のスループット特性の向上を目的とし,ビットLLRパケット合成に基づく適応変調方式につき検討した.64QAM,16QAM,QPSKを変調方式として用いた2種類の適応変調方式を提案し,各固有チャネルにおけるPER特性に基づく適応変調変調方式をType-A,スループット特性に基づく適応変調方式をType-Bとした.またLDPC符号化ハイブリッドARQ方式として,それぞれ符号化率約0.8及び0.5のLDPC符号を用いたType-I及びType-IIハイブリッドARQ方式についても検討した.
著者
下津 真由美 岩波 保則 岡本 英二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.121, pp.59-64, 2005-06-10
被引用文献数
2

本稿では、MIMO固有モード伝送におけるLDPC符号化適応変調Hybrid ARQ方式を提案し、計算機シミュレーションによりそのスループット特性を評価した。提案方式では、適応変調として16QAM変調とQPSK変調を用いて、各固有モード通信路を通し独立伝送又は並列伝送するなど8段階の変調方式を設定し、受信SNRの閾値に基づいてこれら変調方式を切り換える。またLDPC符号化Hybrid ARQ方式として符号化率約1/2のLDPC符号を用いてType-II Hybrid ARQ方式を検討した。なお、以上の各方式において、伝送容量が最大となるように各固有モード通信路に注水定理に基づいて送信電力配分を行っている。