著者
両角 彩子 永森 光晴 杉本 重雄
雑誌
情報処理学会研究報告情報学基礎(FI)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.105, pp.1-14, 2008-10-30

近年の情報技術の発展に伴い、マンガ作品の情報の共有・交換が盛んに行われるようになった。筆者らの研究室では、マンガに関する情報を統合的に扱うためのマンガメタデータスキーマを開発している。その一部に、読者が作品の内容を書き表すためのメタデータスキーマがある。本稿はマンガの知的内容を表すことを目的としているため、同心ストーリーの表現手法である小説や映画も参考にする。そこで、 Wikipedia 内に表れるマンガ麹小説の作品記事から 100 件をそれぞれ無作為に抽出し、記述項目について調査した。これらの調査結果および目次テンプレートを参考に、読者が作品の知的内容を書き表すためのメタデータ基本セットを提案する。Mangas, which are popular and important resource in our modern culture, are published not only in traditional printed media but also for PCs and mobile devices over networks. Metadata has crucial roles to enhance functionality to access to mangas in the networked information environment in various aspects. The goal of this paper is to discuss metadata elements required for describing intellectual content of mangas as graphic novels. In this paper, we analyzed mangas and novels in order to define the metadata elements to describe their intellectual confcetns as a story work. Then we defined several metadata elements and their refinements to express the common properties of the intellectual content. In this paper we propose a set of descriptive metadata elements for intellectual content of mangas based on the analysis and description templates of Wikipedia.
著者
両角 彩子 永森 光晴 杉本 重雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. 情報学基礎研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.92, pp.1-14, 2008-10-30

近年の情報技術の発展に伴い、マンガ作品の情報の共有・交換が盛んに行われるようになった。筆者らの研究室では、マンガに関する情報を統合的に扱うためのマンガメタデータスキーマを開発している。その一部に、読者が作品の内容を書き表すためのメタデータスキーマがある。本稿はマンガの知的内容を表すことを目的としているため、同じストーリーの表現手法である小説や映画も参考にする。そこで、Wikipedia内に表れるマンガ、小説の作品記事から100件をそれぞれ無作為に抽出し、記述項目について調査した。これらの調査結果および目次テンプレートを参考に、読者が作品の知的内容を書き表すためのメタデータ基本セットを提案する。
著者
両角 彩子 永森 光晴 杉本 重雄
雑誌
情報処理学会研究報告情報学基礎(FI)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.105(2008-FI-092), pp.1-14, 2008-10-30

近年の情報技術の発展に伴い、マンガ作品の情報の共有・交換が盛んに行われるようになった。筆者らの研究室では、マンガに関する情報を統合的に扱うためのマンガメタデータスキーマを開発している。その一部に、読者が作品の内容を書き表すためのメタデータスキーマがある。本稿はマンガの知的内容を表すことを目的としているため、同心ストーリーの表現手法である小説や映画も参考にする。そこで、 Wikipedia 内に表れるマンガ麹小説の作品記事から 100 件をそれぞれ無作為に抽出し、記述項目について調査した。これらの調査結果および目次テンプレートを参考に、読者が作品の知的内容を書き表すためのメタデータ基本セットを提案する。
著者
両角 彩子 杉本 重雄
雑誌
情報処理学会研究報告情報学基礎(FI)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.108(2005-FI-081), pp.7-18, 2005-11-02

利用者の特性に関わらずリソースを簡単に探し出し、利用できること、すなわちリソースへのアクセシビリティを高めることへの要求が、リソースやリソースの利用方法・利用目的の多様化によって高まっている。たとえ内容が同一であるとみなすことのできるリソースであっても、利用者の特性に応じた方法で表現され、また、利用環境に応じた形式で実現されたリソースを、利用者が簡単に選択し、提供することが求められる。この要求を満たすためには、「どのような特性を持つ利用者」が「どのような環境」で「どのようなリソース」を利用したいのかという利用者の要求を表現した上で、利用者の要求とそれにマッチするリソースを選択し、適切なリンクを提供する仕組みが必要である。そこで、利用者が簡単に自らの特性や利用環境に適したリソースへアクセスできるようにすることを目的として、本稿では、アクセシビリティのためのメタデータ、IFLAによるFunctional Requirements for Bibliographic Records (FRBR)、OpenURLの動的なリンキング機能等に基づいて、利用者の特性や環境と、リソースという双方の視点からアクセシビリティに関する情報を表現し、適切に利用者とリソースを結びつけるメタデータスキーマのモデルを提案する。