著者
中島 千英子 永井 由美子
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要. 人文社会科学・自然科学 = Memoirs of Osaka Kyoiku University (ISSN:24329622)
巻号頁・発行日
vol.68, pp.41-49, 2020-02

晩婚化や晩産化,育児の孤立化等,子育てを取り巻く状況は大きく変化しており,十分な育児支援を受けられる母親は少なくなっていることが予測され,育児情報源も多様化している。本研究では,近年普及の著しいSNS について着目し,育児中の母親の育児情報源について質問紙調査を行った。育児情報源としてインターネットを利用していた母親は,92.7%であった。また,Instagram,LINE等SNSのいずれかを利用している母親は75.1%であった。さらに,情報リテラシーの認知度が35歳以下の母親と比べて,35歳以上の母親では21%と有意に低く(P<0.05),母親の情報リテラシー教育の必要性が見出された。