著者
松本 鉄也 中江 一郎
出版者
大阪教育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

不健全な生活習慣が続くと、内皮機能は障害される。動脈硬化の発症は若年齢化している。そこで、若年健常人の内皮機能を経年的に評価し、内皮機能に影響する生活習慣を解析した。対象は大学生48名(男性22名、女性26名)。RH-PAT (Reactive hyperemia-peripheral arterial tonometory)法による内皮機能評価を1年毎に3回施行した。性、年齢、体格指数、喫煙や飲酒の習慣、睡眠時間、欠食、深夜アルバイト等と内皮機能の関連を解析した。RH-PAT indexの経年的変化は認めなかった。不健全な生活習慣は将来の内皮機能に影響する可能性が示唆された。