著者
中西 徳彦
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.203-206, 2009-12-28 (Released:2016-10-07)
参考文献数
8

気管支喘息は,時に重症発作により喘息死をきたす可能性がある.本来,適切な治療により喘息死は避けることのできる病態である.本稿では,喘息発作の急性期の薬物療法,呼吸管理,理学療法などを中心に述べる.さらに,退院前教育の必要性を強調したい.
著者
中西 徳彦 森高 智典 上田 暢男
出版者
JAPANESE SOCIETY FOR TUBERCULOSIS
雑誌
結核 (ISSN:00229776)
巻号頁・発行日
vol.79, no.10, pp.569-571, 2004-10-15 (Released:2011-05-24)
参考文献数
5

症例は28歳女性。職業は看護師。妊娠35週5日の時点で喀痰よりガフキー2号が検出され, 肺結核と診断された。妊娠末期の結核として, まずINH, RFP, PZAを投与し, 治療開始後21日目に帝王切開にて出産した。手術は, 陰圧換気の手術室で行われ, 術後は産婦は結核病棟に戻り, 新生児は羊水の結核菌PCR陰性を確認後, 新生児室に入室した。産婦には出産後, EBを追加した。結核病棟を有する総合病院において, 結核と妊娠の合併例に対する対応は重要な問題である。排菌陽性の結核と妊娠の管理について報告する。