著者
久木原 賢治 入江 智和
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成22年度電気関係学会九州支部連合大会(第63回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.47-48, 2010 (Released:2012-02-24)

現在Internetが直面している非常に切実な問題はIPアドレスの枯渇と経路表増大である。 これらの問題に対する短期的解決法としてNATが挙げられる。 NATは主にローカルなネットワークではプライベートIPアドレスを設定し、インターネットへ接続するときにグローバルIPアドレスに変換する用途で用いられる。 しかし現在の一般的なNAT実装にはローカルブロードキャストを転送しないなど、NATの透過的利用の側面での課題がある。 その解決のために本研究ではNAT拡張を提案している。 今回は提案拡張の有効性と実現性の検証を行う。提案拡張によりNATの透過性が向上が実現する。