著者
福留 麻理恵 玉利 陽三 湯ノ口 万友
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成22年度電気関係学会九州支部連合大会(第63回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.243-244, 2010 (Released:2012-02-24)

生体磁気刺激は神経細胞を刺激する方法の一つであるが、局在刺激が困難であった。そこで円形コイルを二つ組み合わせて8の字コイルにすることで局在性がある程度向上した。しかし、これらのコイルでは刺激電流分布を変更することができず、コイルを動かすことなく刺激部位を自由に変更することができない。本研究室では大小2つの8の字コイルを組み合わせたeyeコイルを用い、コイル電流を制御することで刺激部位を0.5cm程度移動できることを報告済みである。そこで本研究ではeyeコイルを構成する小コイルのコイル径を左右で異なる大きさにし、コイル電流によって刺激電流分布を制御し、刺激部位の範囲をさらに広げる手法を提案する。
著者
久木原 賢治 入江 智和
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成22年度電気関係学会九州支部連合大会(第63回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.47-48, 2010 (Released:2012-02-24)

現在Internetが直面している非常に切実な問題はIPアドレスの枯渇と経路表増大である。 これらの問題に対する短期的解決法としてNATが挙げられる。 NATは主にローカルなネットワークではプライベートIPアドレスを設定し、インターネットへ接続するときにグローバルIPアドレスに変換する用途で用いられる。 しかし現在の一般的なNAT実装にはローカルブロードキャストを転送しないなど、NATの透過的利用の側面での課題がある。 その解決のために本研究ではNAT拡張を提案している。 今回は提案拡張の有効性と実現性の検証を行う。提案拡張によりNATの透過性が向上が実現する。
著者
財前 翔一 藤崎 清孝
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成22年度電気関係学会九州支部連合大会(第63回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.46-47, 2010 (Released:2012-02-24)

災害時などの緊急用の通信や,有線回線を敷設できない山間部や過疎地の通信を補完するネットワークの一つとして衛星通信が挙げられる.しかし,広帯域の衛星回線を利用した通信の場合,通信プロトコルに従来のTCP(Transmission Control Protocol)を用いると,回線の大きい遅延時間と通信品質の変動から回線のもつ性能を十分に活かすことができないことが分かっている.本発表では,既存のTCPのウィンドウサイズの制御アルゴリズムを改良することにより,衛星回線に適した性能を持たせることを検討した結果について報告する.
著者
久保田 寛之 興 雄司 渡邉 博文 大海 聡一郎 楊 雨
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成22年度電気関係学会九州支部連合大会(第63回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.663-664, 2010 (Released:2012-02-24)

我々が開発した固体色素レーザー描画法は、描画的手法で簡易に曲面上にでもDFB色素レーザー導波路が構築可能である。今回、その特徴を利用し、マルチモードのプラスチック光ファイバーのコア表面上に複数本のレーザーを実装した。屈折率をコアよりもわずかに大きく設計すると同時に、レーザー出射部を切り落とし型の端面ではなくテーパー化することで、発振光をコア部に再度結合することが可能となる。本研究では、ファイバーの曲率によりレーザーの波長が変化することを利用して、多元曲げセンサーの観点から開発をおこなった。光ファイバーを曲げたときに内側と外側では波長の変化が異なるため、曲率や曲げた方向も判別可能となる。
著者
三原 勇治 来嶋 秀治 山下 雅史
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成22年度電気関係学会九州支部連合大会(第63回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.22-24, 2010 (Released:2012-02-24)

本研究では,マルコフ連鎖モンテカルロ法を用いて迷路をランダム生成することを試みた.ここで扱う迷路は一般的な正方形型迷路であり,ループはない.各マスを一つの頂点とみなすと,迷路は正方格子グラフの全域木に対応する.したがって,迷路のランダム生成は格子グラフ上の全域木のランダム生成に対応する.格子グラフ上の全域木全体を状態空間とし,定常分布が一様分布となるマルコフ連鎖を構築することで,全域木を一様ランダム生成する.また,マルコフ連鎖の収束時間について,計算機実験の結果を示し,考察を与える.