著者
宮本 博 五藤 知恵
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.24, pp.41-48, 2001-03-09

世界・日本・地域等々幾重もあると思われている境界・障壁を、ITは透明人間の様にいとも容易く通り抜け、今やグローカルの世界が現出している。米国等情報先進国のビジネス界では、以前にITを戦略の経営企画部門の柱としCIOを設け、更に最近ではITをフィルターとした経営幹部の淘汰が行われるまでに至っている。みたか市民プラン21会議のメンバー公募を機に、「夜間市民」から地域貢献のために「市民デビュー」を果たし、三鷹市の基本構想見直しと基本計画の策定に関する提言作り、特に「情報政策」に関する提言作りに参加し、昨年10月それを提出した。まもなく三鷹市の素案が出来上がる。「地方分権」「電子政府」等々三鷹市にも重要課題が山積している。ローカルなインフラ・人材等を如何にしてグローカルな世界に適応させるか、素案へのITの取り込み方・取り組み姿勢が重要なファクターとなる。