著者
井上 渉 橋本 周司 大照 完
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.367-368, 1993-03-01

筆者らはすでにメロディの楽譜を参照しながら、歌声から自動的に歌唱テンポを検出し、伴奏をつけるシステム、つまり「歌に合わせて伴奏が流れる」適応型カラオケの試みについて発表している。このシステムでは、任意の調で、また曲の途中から歌っても、歌唱の進行している小節を判定し、自動的に歌声に合わせた伴奏をつけることができる。今回報告するシステムは、カラオケにおいて、歌の音程がはずれているときに、正しい音程とのズレを検出し、自動的に歌声の音程を補正することにより正しい音(歌声)を実時間で出力させるものである。
著者
井上 渉 横田 公幸 小林 裕徳 西 宏之
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.419-420, 1996-03-06
被引用文献数
2

従来のオフィスにおける通信サービスは電話が主であったが,最近はこれに加え,LAN上のPC(Personal Computer)を用いた電子メールの普及が著しい.電話系およびLAN系システムは別々に発展し,お互いに高度な機能を有するようになったが,電話系サービスには次の問題点がある.(1)機器操作の複雑さ(機能ボタン・機能特番による操作,トーンによる機器状態の表示)(2)着信側の状況に関係ない接続(回線の接続を目的とした電話の接続方式)(3)各種アドレス,操作方法を使い分ける必要がある(LAN系と独立したサービス体系)上記の問題点を解決するため,音声通信サービス制御法の一つとしてLAN機能を電話の制御に取り組んだプリネゴシエーション形サービス制御を提案する.プリネゴシエーションは『音声通信パスを接続する前に,発信者の要求と着信者の状態に関して情報の送受信をすることにより,最適な通信手段を提供する機能』と定義される.ここではプリネゴシエーションを可視化するシステムを構築し,既存電話サービスとの比較を行い,プリネゴシエーションが有効であることを報告する.