著者
高橋 直也 橋本 周司
雑誌
第69回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2007, no.1, pp.213-214, 2007-03-06
著者
青木 義満 橋本 周司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.82, no.4, pp.573-582, 1999-04-25
被引用文献数
27

マン・マシンインタフェースにおける擬人化エージェントや, 映像エンターテイメント分野, 医療分野等さまざまな分野において, 人物の顔形状モデルを用いて顔画像を合成する研究がなされている. その中でも顔の物理的なモデリングの手法は, 自然な表情合成が可能なだけでなく, 筋肉の挙動に対する表情変化をシミュレートできるという利点があり, 既にいくつかのモデルが提案されている. 本論文では, 頭部の3次元CTデータから顔表面及び骨格形状データを取得し, 解剖学的な知見を基に皮膚・表情筋のモデリングを行うことで作成した, 正確な形状とリアルな表情生成機構をもった物理モデルを提案する. また, このモデルを用いた表情生成実験を通して, 表情筋の収縮とそれにより生じる顔面変形との対応関係を調べた. また, 解剖学的に精巧であるというモデルの特性を生かし, 医学的な応用を検討する.
著者
高橋 直也 橋本周司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.90, pp.1-6, 2006-08-07

近年,筝とエレキベースやドラムなどの大音量楽器とのセッションが増えている.弱音量楽器のPAの際に起こるハウリング,外部音侵入,音質劣化の問題を同時に解決する手法として,共鳴部駆動による筝のエレキ化を提案する.筝に内蔵したスピーカを用いて共鳴部を駆動させることを実現した.作成したエレキ筝は10dB程度の音量増幅を実現し,外部音侵入をSN比にして12dB改善し,音質劣化の問題についても改善した.In these years, KOTO which is Japanese instrument and high-volume instrument such as electric bass and drams are often played together. In that case, the volume of KOTO sound must be increased to a satisfactory level for balancing. However there are some problems in amplifying the volume of KOTO sound such as acoustic feedback to cause howling, commingling of other back ground sounds, and degradation of sound quality. In this paper, we propose an electric KOTO with real body. The electric KOTO has a built-in speaker which makes the body resonance. We achieved 10dB amplification of sound pressure level without the problems of acoustic feedback, commingling of other sounds, and degradation of sound quality.
著者
山元 亮典 橋本 周司 三輪 貴信 ギエルモ エンリケズ フェイイー ヤップ
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.255-256, 2016-03-10

リズムタップダンスでは,一定のリズムでもってステップを踏むことが,よいパフォーマンスの条件とされている.したがって,ダンサーがリズムタップダンスの技術を修得する際には,ステップのリズムを定量的に計測し,演奏の特徴を評価することが役立つと考えられる.そこで,本論文では,9軸モーションセンサと圧力センサを内蔵し,ステップのタイミングと種類を同時に計測することが可能なリズム計測タップシューズを提案し,実際にこのシューズを用いてユーザ実験を実施することで,提案手法の有効性を評価する.また,提案手法によって計測されたリズムにダンサーの演奏の特徴がどのように現れるかを考察した結果について述べる.
著者
松本 洋一郎 德永 保 吉川 潔 辰巳 敬 真壁 利明 橋本 周司 松尾 豊 坂田 一郎 上山 隆大 浦島 邦子
出版者
東京大学
雑誌
特別研究促進費
巻号頁・発行日
2014-04-01

シンガポールは一人当たりGDPではわが国を超え、大学ランキングでも台頭しているが、わが国における政策研究は限られていた。本研究では、シンガポールの科学技術政策(特にバイオメディカル推進策)について、文献調査や現地での専門家への聞き取り等によって明らかにした。シンガポールでは産業政策のために科学技術政策が実施されているといっても過言ではない。著名研究者を大量に誘致するなどし、旧来から行われてきた多国籍企業誘致を先端科学分野の研究開発へ拡充する形で、成功を収めてきている。大学政策においては、テニュア制度や会計、財務など、モデルとする米国の事例から徹底的に学ぶ姿勢が見られた。
著者
井上 渉 橋本 周司 大照 完
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.367-368, 1993-03-01

筆者らはすでにメロディの楽譜を参照しながら、歌声から自動的に歌唱テンポを検出し、伴奏をつけるシステム、つまり「歌に合わせて伴奏が流れる」適応型カラオケの試みについて発表している。このシステムでは、任意の調で、また曲の途中から歌っても、歌唱の進行している小節を判定し、自動的に歌声に合わせた伴奏をつけることができる。今回報告するシステムは、カラオケにおいて、歌の音程がはずれているときに、正しい音程とのズレを検出し、自動的に歌声の音程を補正することにより正しい音(歌声)を実時間で出力させるものである。
著者
橋本 周司 松島 俊明
出版者
早稲田大学
雑誌
重点領域研究
巻号頁・発行日
1994

過去2年間の研究により、右手による指揮棒の動きおよびデータグローブにより入力される右手の動きによって、音楽演奏を制御するシステムはほぼ完成している。また、発生する音響の音色をジェスチャーのよって実時間で制御する基礎実験を終了している。本年度の主な成果は以下のとおりである。1.これまでに開発した音響制御システムを改良し、基本周波数、振幅、倍音の振幅、スペクトル分布などを任意に実時間で指定できる音響発生システムを作成し、ジェスチャーによりこれを制御するシステムを感性させた。2.FM音源のパラメーターを遺伝的アルゴリズムで最適化する対話型の音色生成システムを作製し、喜び、悲しみ、怒り、嫌悪などを表す音色の音源パラメータの主成分分析を行い、2次元感性空間での関係を調べた。3.画像処理でのジェスチャー解析を行うと共に、新たに加速度センサーを用いた手振りの自動解析を試み、指揮の動作および音楽演奏における感情表現の自動認識についての知見を得た。4.ニューラルネットを用いて、ジェスチャーと音響の対応付けを行い、接続係数によってジェスチャーと音響の感性的な意味での変換関係の定式化を試みた。5.作製したシステムの演奏家および作曲家による評価については、現在予備的な実験を終了し、本格的な実験を計画中である。
著者
島田 義弘 橋本 周司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, 1995-03-27

情報的にもエネルギー的にも自律したロボットの基礎実験とについて報告する。ここでは、エネルギー源として太陽光を用いるが、ここまで太陽電池を用いたロボットは、様々な分野で提案されてきた。月面調査ロボットなどは、これを使った自律型ロボットの代表的な例であるといえる。しかし、これは太陽エネルギーが十分に確保出来る月面だからこそ可能であるように見える。そこで、太陽電池とセンサを用いたロボットが、陰日向そして障害物が多く、自律移動出来るほどのエネルギーが容易には得られない地球上で、いかなる戦略をロボットに与えたら自律動作出来るのか、ということを、実際にロボットを製作し、フィールド実験を試みることにした。
著者
植田 護 橋本 周司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.146-157, 1997-01-15
被引用文献数
17

音源分離問題は 複数の音源の音響信号が重畳した混合音からそれぞれの音源の音響信号を分離抽出する問題である.この問題を計算機上で解決することは 近年さかんに研究されている音環境理解システムにとって不可欠な課題である.本稿は それぞれの音源に関する情報は最小限にとどめ 混合音の情報のみから分離するブラインドデコンポジション問題として音源分離問題を検討する.人間の音源分離機能が 各音源に固有な情報を必ずしも必要としないブラインド状態で分離が可能なことから 人間に近い音源分離システムの構築に応用性が高いと考えられる.ここでは 音源の短時間パワースペクトルの加法性と時間方向の相似性などを仮定して 分離アルゴリズムを理論的に考察した.シミュレーションデータおよび 実音の分離を試み 本手法の妥当性 応用 性を確認した.また 実音の分離において問題となる雑音に対するシステムのロバスト 性の問題に対して ブラインド状態でシステムの分離結果の信頼度を評価する手法を考案し これにより システムパラーメータの最適化を行うことも試みた.This paper describes a signal-processing approach designed to segregate concurrent sounds without using information that is particular to each sound source. The information that is particular to each sound source (such as sound models or localization of sound sources, etc.)may he useful to solve the sound source separation problem. But such information is not always necessary for human performance in the task related to the segregation sounds. In this regard, it is interesting to consider the sound source separation problem on a blind condition. In this paper, we regard the sound source separation problem as a blind decomposition problem. The blind decomposition problem involves the estimation of the constituents by observing only their superposition. Although the blind decomposition problem may be impossible to solve without any constraints, we can solve it under some adequate and practical conditions which are common to most sounds. In this paper, we describe the necessary conditions and a simple and effective algorithm for the blind decomposition of monaural concurrent sounds in the case when two sound sources are presented simultaneously. The experimental system based on this algorithm was constructed and tested. The results of experiments us
著者
山元 亮典 橋本 周司 三輪 貴信 ギエルモ エンリケズ フェイイー ヤップ
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.255-256, 2016-03-10

リズムタップダンスでは,一定のリズムでもってステップを踏むことが,よいパフォーマンスの条件とされている.したがって,ダンサーがリズムタップダンスの技術を修得する際には,ステップのリズムを定量的に計測し,演奏の特徴を評価することが役立つと考えられる.そこで,本論文では,9軸モーションセンサと圧力センサを内蔵し,ステップのタイミングと種類を同時に計測することが可能なリズム計測タップシューズを提案し,実際にこのシューズを用いてユーザ実験を実施することで,提案手法の有効性を評価する.また,提案手法によって計測されたリズムにダンサーの演奏の特徴がどのように現れるかを考察した結果について述べる.
著者
山元 亮典 橋本 周司 三輪 貴信 ギエルモ エンリケズ フェイ・イー ヤップ
雑誌
第79回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, no.1, pp.269-270, 2017-03-16

リズムタップダンスにおいて,ステップのリズムからダンスの習熟度を定量的に評価することが出来れば,ダンサーが効果的な練習を出来るようになり,技術の向上に繋がると考えられる.そこで本論文では,我々が以前に開発したリズム計測タップシューズを用いて,ステップの種類とタイミングを測定し,そこからいくつかの特徴量を抽出することでタップダンスの習熟度を評価する仕組みを構築した.実際に,提案した特徴量を用いてアマチュアダンサーの習熟度を評価し,同じダンスをプロダンサーが採点した結果を比較することにより,我々が提案した特徴量の妥当性を確認した.
著者
三輪貴信 酒井幸仁 橋本周司
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.3-4, 2014-03-11

4次元空間の主座標軸方向の無限遠点を透視投影すると,3次元空間に主消点となって現れる.主消点は,4次元空間での視点位置や4次元データの平行性・直交性を視覚的に理解する手掛かりとなる.我々は,3次元空間の主消点を操作して,4次元空間の視点移動を簡単に制御できるインタラクティブシステムを開発した.本論文では,4次元データの平行性・直交性の理解が複数の超立方体を組み合わせた4次元立体迷路の探索において十分に役立つことを確認する.
著者
吉田裕昭 橋本周司 中村真吾
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.627-628, 2014-03-11

強化学習において、入力数が多く複雑なシステムが最適な制御器を獲得する手法の一つとして、モジュール型強化学習が提案されている。しかし、モジュールに用いる入力を決定し、設計を行うのは設計者自身であることから、設計者が学習に関する最低限の知識を有する必要があるなどの問題がある。本稿では、この問題に対して遺伝的アルゴリズムと寄与率という新たな指標を定義することによって自動的にモジュールが組み上がるアルゴリズムを提案する。
著者
尾上 直之 張 汀汀 橋本 周司 田中 章喜
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.449-450, 1996-03-06
被引用文献数
1

近年、テレビ・ビデオ等のAudio Visualメディアの充実にともなって、われわれは映像を見て、同時に音を聞いている。音のない映像を見ると、違和感さえ感じるものである。背景音楽(BGM)の多くは、作曲家によって作曲されており、簡単なBGMについても製作の自動化はほとんど行われていない。我々は、動画像から背景音楽を自動生成するシステムの制作を行っている。動画像から単純な構造的特徴を抽出し、これらをリアルタイムで音楽的特徴と結び付け、適当なメロディーを付加するシステムである。BGMを生成する試みは、これまでにも報告されているが、ここでは画像の内容に立ち入らず物理的な特徴のみに注目し、最終的に画像受信側に小さなアダプタを付加して、個人の好みに合わせた音楽を生成することを目的としている。本稿では、システム構成の概要とサンプル動画像を用いた音楽生成の結果を報告する。
著者
吉澤 大樹 橋本 周司
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.309-315, 2001 (Released:2002-02-28)
参考文献数
12
被引用文献数
1 3

This paper shows statistical analyses of the search-space landscape of travelling salesman problems in due consideration of stochastic optimization. It is known from existing works that travelling salesman problems have landscape called “a rugged landscape” and “big valley structure”. This work reveals more detailed structure of the landscape. We deal with the 1000 travelling salesman problems of 6 to 9 cities where the cities are arranged randomly and a travelling salesman problem of 100 cities. It is assumed that the rugged landscape is a combination of the global valleylike structure and the local noiselike structure. Each of them is characterized by the statistical properties of the search-space landscape, that is, the global valleylike structure has linearity with the distance (in this case, the bond distance) from the optimum, and the variance of the local noiselike structure increase monotonously with the distance from the optimum. On the other side correlation of the tours with the costs close upon the optimum cost is low. For this reason to combine the genetic search with the local search is supported. Even if the number of cities and the definition of the intercity cost value are changed, the structure of the landscape has the same feature. Although the number of the cities of the examined travelling salesman problems is not large, obtained results seem to be universal. It is forecasted that not only travelling salesman problems but also many practical problems have the structure which is characterized with the same measure. These results are useful to compose more effective optimization methods without trial and error.
著者
澤田 秀之 橋本 周司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.75, pp.7-12, 1996-07-27

声道モデルを機械系によって構成することにより、人間の発声機構を再現する試みを行っている。これによってより人間らしい音声の生成が可能になるばかりでなく、"歌う"楽器を作ることができると考えている。本モデルは主に、肺、声帯、声道部、聴覚部から成り、現在はピッチを変化させて、ハミングによる歌声を生成することが可能となっている。ピッチの生成には複雑な声帯振動の解析が必要であるが、ここでは声帯摘出者が用いる人工声帯を使用している。本報告では機械系による声道モデルを紹介し、ピッチの学習アルゴリズムと聴覚フィードバックによる適応制御について述べる。We are constructing a phonetic machine having a vocal chord and a Vocal tract based on mechatronics technology, and have so far developed a pitch generation part as a subsystem for melody synthesis to sing in humming. In the pitch generation, the analysis and mechanical simulation of the behavior of the vocal chords are required. The fluid mechanical system is, however, less stable to make the control difficult. This paper presents a singing instrument system together with an adaptive tuning algorithm of the physical mechanism using an auditory feedback. The mechanical method is considered to be promising to generate more natural voice than algorithmic sound synthesis methods.
著者
佐藤 明男 大照 完 橋本 周司
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.42, pp.317-318, 1991-02-25

楽器は口と手により演奏される。今、例えば宇宙船の中で、人は手と口だけで楽器はなくとも、鉛筆を指揮棒代わりにして指揮ができ、鍵盤の配列を印刷した紙をピアノ代わりに自由に演奏でき、それに応じた楽音が聞こえてきたら楽しいであろう。あたかも口笛を吹くかのようにー。このような仮想楽器がMIDI楽器、データグローブなどを用いて原理的に構成可能なことを示した。然し、それには、指揮法、演奏法、楽典の知識が必要になる。ここでは、さらに大もとに立ち返って、これらの知識がない初心者にも音楽の創作が可能なシステムの構築を試みた。[figure1]にシステムの概要を示す。マイクにより得られる単音を試作した音程一MIDI信号変換器.(PITCH TO MIDI CONVERTER)によりMIDI信号に変換する。これより、データグローブ(VPI社)を用い、手のジェスチャーから実時間で種々の和音を自動作成する。さらに、手の水平運動により和音の情報をアルペジオとして出力することもできる。データグローブの処理と音楽作成を2つの16ビットパソコンにより行う。現在は安定性及び追従性の点から昨年市販されたROLAND社のものを使用している。