著者
今村 敏英 中山 達雄 池田 克巳 嶋田 公
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会誌 (ISSN:05824664)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.187-193, 1978

アスファルト舗装体の耐久性向上のためにアスファルト中に種々のポリマーを添加して, その粘弾特性を改質することが一般に行われている。SBRラテックスを原油や製造方法の異なった各種のアスファルトに添加したものを試料として, 伸度型わくを用いて一定伸長速度で引張りテストを行い, 試料の伸びとそれに伴う引張り応力の関係から, CGS単位による絶対粘度, 瞬間, 遅延各弾性おのおのが簡単に測定できることがわかった。さらに, ポリマー添加による粘度, 瞬間, 遅延各弾性おのおのの増加率は試料中のマルテンの粘度が低いものほど大きいことがわかった。また, ベンソン法による引張り試験の代りに伸度型わくによる方法が応用できることがわかった。
著者
今村 敏英 池田 克巳 藤枝 三郎
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会誌 (ISSN:05824664)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.300-303, 1976

The variations of penetration and viscosity of binders with the addition of polymer were studied and following results were obtained:<br>1. The variations of penetration and viscosity of binders depend on the viscosity difference between the polymer and maltene.<br>2. Upon mixing polymer in 2-6% with maltenes, the following equation was obtained; log&eta;<sub>G</sub>/&eta;={1.00-29/(&Delta;S.P.&times;Mwm)<sup>0.43</sup>(1.00-C<sub>m</sub>)}log&eta;<sub>G</sub>/&eta;<sub>m</sub> where the term 29/(&Delta;<i>S.P.&times;Mwm</i>)<sup>0.43</sup> is the swelling volume of polymer in maltenes.