著者
日暮 美奈子 浅田 進史 鈴木 楠緒子 松本 彰 伊東 直美 大井 知範
出版者
専修大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本共同研究は、トランスナショナル史とジェンダー史の視点から帝政期ドイツの人的移動とその管理体制について分析したものである。たとえば、研究代表者は「婦女売買」に関わるドイツ国内の警察ネットワークの形成を検証した。また、共同研究者は植民地都市青島における売春業者によって斡旋された日本人女性の事例を扱った。これらの研究を通じて、本研究プロジェクトは帝政期ドイツのトランスナショナルな人的移動と国際秩序の形成が密接に関連する過程を示した。