著者
伊藤 功太 片上 大輔
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第31回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.11-15, 2015 (Released:2016-02-26)

私たちは自分のコミュニケーションスタイルを用いて他者とのコミュニケーションを行っているため,一般的には人間間のコミュニケーションには性格によっておおよそ決定された相性が存在する.本研究では,性格を付加した擬人化エージェントを開発し,人間と擬人化エージェント間のコミュニケーションの相性が存在するかを検証した.また,人間と擬人化エージェント間のコミュニケーションが人間間に適用される法則に当てはまるかを調査した.その結果,人間と擬人化エージェントの性格によるコミュニケーションでは,人間間の相性として知られるフックの法則とは異なり,人間と擬人化エージェントでの新たな相性が存在することが示唆された.