著者
伊藤 高廣
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.89, no.10, pp.345-349, 2016

<p>インクジェットプリントは,電子技術の革新的進歩とともに大いなる発展を遂げた。それにともない,テキスタイル業界でも,従来捺染機からインクジェット捺染機への置き換えに拍車がかかるものと期待されている。インクジェットに関する技術情報はその製造メーカーから頻繁に発信されているものの,インクジェット機の使用者である捺染業からはわずかである。ここでは,捺染に携わった技術者の立場から,セルロース,とりわけ,綿素材の加工に焦点を当てて,インクジェットプリントに及ぼす影響について概説した。まず,各加工工程,すなわち,前工程,前処理,捺染,固着,洗浄,仕上の基本的役割を説明した。いずれの工程もインクジェットの品質,色濃度と再現性に大きくかかわり,従来捺染以上に各工程の品質を安定させることは重要である。色素に関しては,インクジェット用の基本色CMYKのうちシアン色であるTurquoise染料は固着が遅いなど,取り扱いに留意しなければならない。この対策の決めては,プリント前後工程の前処理とスチーム処理である。</p>
著者
半澤 編理 伊藤 高廣
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2006年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.919-920, 2006-03-05 (Released:2007-01-31)

狭い空間でも活動が出来るマイクロロボットの利点を活かし、地震やテロなどの災害現場等人が入り込めない危険な空間で、的確なレスキュー活動のための情報収集を行うロボットの開発を目指す。カメラやセンサを搭載し映像やデータをPCに送り、離れた場所からロボットを操作する人間のサポートや被災者の位置の表示、調査した現場の状況の分析等にデータを活用する。