著者
佃 有射 加藤 碩 丸屋 剛 山路 徹
出版者
日本コンクリート工学協会
雑誌
コンクリート工学年次論文集 (ISSN:13477560)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.1119-1124, 2008
被引用文献数
1

ステンレス鋼SUS304,SUS316およびSUS410Lの塩素が関係する腐食発生に関する試験を行った。ステンレス銅はpHが高くなるほど,耐食性が向上することが確認された。また,ステンレス鋼種ではSUS410L<SUS304<SUS316の順に耐食性が向上した。コンクリート中の細孔溶液を模擬した溶液中での試験結果から,腐食発生限界塩化物イオン濃度はSUS316で18.2~21.5kg/m^3と推定された。また,耐食性の比較的小さいSUS410Lでも,コンクリート中での腐食発生限界塩化物イオン濃度は20kg/m^3以上であることが確認され,上記3種類のステンレス銅が高い耐食性を有することが確認できた。