著者
村井 睦子 東 弘之 佐々木 方規 工藤 邦博 西 康晴
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.75-80, 2007-03-15

ソフトウェア開発プロジェクトの成否には,リスク管理が重要な役割を果たしている.リスクの監視と対策を適切な時期に行うと,リスクの発生や影響を抑えつつ,対策に要する費用も抑制することができる.本論文では,リスクの監視項目の特定や対策時期を決定するための手順を示す.さらに兆候という概念を取り入れ,リスク要因の発生を容易に監視することができない場合における監視方法について提案する.また,本手法を実際のプロジェクトに適用し,検証を行う.
著者
佐々木 方規 森崎 修司
雑誌
研究報告ソフトウェア工学(SE) (ISSN:21888825)
巻号頁・発行日
vol.2021-SE-207, no.38, pp.1-6, 2021-02-22

受け入れテストやシステムテストは,開発担当者のチームから独立した組織で実施されることが多い.テスト担当者は開発担当者とは異なる背景,技術的視点,マインドセットを持つため,開発担当者とは異なる種類の欠陥を検出できる.一方で,ソフトウェアの内部構造や振る舞いに関して知見が無い状態でテストベースの理解を深めなければならないことも多い.テストのエキスパートは,仕様書に記述された内容以外のソフトウェアの利用シーンや環境などからテストベースの理解を進めるが,その理解戦略は明らかになっていない.そこで,豊富なテスト知識を有する 3 名のエキスパートが与えられたテストベースをどのような戦略で理解しているかを分析する.