著者
佐藤(大久保) 梢 高野 愛 高娃 安藤 秀二 川端 寛樹
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.70, no.1, pp.3-14, 2019-03-25 (Released:2019-04-18)
参考文献数
130
被引用文献数
6 7

Tick and mites have many endogenous microorganisms, some of which are pathogen. Recently, emerging and re-emerging infectious diseases have been reported in Japan, and prevention and control of the disease have been taken. In this session, we would like to introduce the outline of tick-borne infectious diseases reported in Japan from the viewpoint of medical entomology.
著者
川端 寛樹 佐藤(大久保) 梢
出版者
日本神経感染症学会
雑誌
NEUROINFECTION (ISSN:13482718)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.118, 2020 (Released:2020-05-13)
参考文献数
23

【要旨】ボレリア感染症としてライム病、古典型回帰熱および新興回帰熱が知られている。ライム病はわが国においては希少な感染症ではあるが、感染の機会は存在することが社会的によく知られている。古典型回帰熱は、「国内にはすでに存在しない、海外で流行している病気」として認識されていた一方で、輸入例が報告されたことや、新興回帰熱の発見があったことから、近年再び注目を浴びるようになった。本稿ではこれらボレリア感染症についてヒトの公衆衛生の観点から解説を行う。