著者
新津 靖 倉橋 明次
出版者
The Textile Machinery Society of Japan
雑誌
繊維機械學會誌 (ISSN:18838715)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.201-208, 1952

研究目的前報で述べた設計理論により、調節ノズル挿入型ダクトを設計し、試作実験を行い、理論と実際の比較、ニューマニーズ・ダクトとしての適否、実用上考慮すべき問題について検討しようとした。研究結果1. ノズル調節ダクトの理論と実際はよく一致し、吸取り圧力は任意の強さの処で均一に分布する。2. 調節ノズルの圧力均一化に対する効果は顕著であり、この設計方式は第3報、第13節で述べたような各種の集合分配管路系に適甫し得ることが実証された。3. 謁節ノズルの存在はフリー・ス流通に対し障害とはならない。4. 量琵に適する円錐形ノズルの提唱と抵抗係数の決定。5. ダクト端のフリース沈積に対する考慮と限界風速の測定。6. 調節ノズルなしダクトも、ニユーマニーズ・ダクトとして実用上葦支えなぐ・構造・工作最も簡易となる。7. シングル・ダクト形式の提唱。