著者
丸山 章博 児玉 裕治 長谷川 晃
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, 1995-03-27

光ソリトン通信において、周波数フィルタリングや同期変調などの伝送制御技術は、伝送距離の伸長およびビットレートの向上に画期的な役割を果たしている。一方、ダーク・ソリトンは、増幅器雑音や隣接ソリトン間の相互作用による影響がブライト・ソリトンの場合に比べて小さいため、より高速な光ソリトン通信への応用が期待されている。本報告では、隣接ダーク・ソリトン間の相互作用はソリトン列に同期した位相変調によって抑圧できることを示す。
著者
菅原 弘人 丸田 章博 児玉 裕治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ED, 電子デバイス
巻号頁・発行日
vol.98, no.413, pp.1-6, 1998-11-19

波長分割多重光ソリトン伝送では、異なるチャネル間のパルスの衝突時に相互位相変調効果による周波数シフトが生じ、ファイバの分散性を介してパルスの到着時間にジッタをもたらす。この周波数シフトは、ファイバの分散値を長手方向に周期的に変化させて設計する分散マネージメント技術によって低減することができる。本報告では、分散マネージメントを施した伝送路においてこの周波数シフトがもたらす時間ジッタを統計的に解析し、ジッタの2乗平均やビット誤り率などを評価する。さらに分散マネージメント技術によってこの時間ジッタが低減されることを示す。