著者
杉山 敬三 入内嶋 洋一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.20, pp.13-16, 2010-04-19
被引用文献数
1

携帯電話基地局はKDDI全体の消費電力の約6割を占めており、その省電力化は大きな課題である。これまでKDDIでは、基地局の小型化や設備冷却用空調が不要な(エアコンレス)屋外対応基地局の導入など様々な省電力化への取り組みを進めているが、今回、次世代の省電力化を目指すために、太陽光パネルで発電された電力、深夜電力により蓄電池に充電された電力、商用電力の3つの電力を制御するトライブリッド方式の運用を開始した。本技術により、同タイプの基地局と比較し、20〜30%の電力消費量とCO_2排出量の削減を見込んでいる。