著者
入江 経明
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.82, no.12, pp.846-851, 1987-12-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
2

昭和60年にお燗機能付き酒類容器が新発売され, いつでもどこでも手軽に燗酒が飲めるようになり話題となった。しかし, 製品開発の過程では解決しなければならない多くの技術的問題があり, 製品設計から発売までに2年を要したという。|本稿では, 新製品開発に伴う諸問題の解決手法やその苦労について詳細に解説していただいた。新製品開発の代表例として大いに参考になるケースである。お燗機能付き酒類容器は “話題性・遊び心” のある商品であり, 今後の普及・発展を期待したい。
著者
入江 経明 宮内 俊一 米崎 治男
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.70, no.1, pp.59-62, 1975-01-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
7

実地醸造において原料米の品質管理の一環として, そのもろみ中での溶解性を予知するために, 少量の試料を用いて迅速簡便で定常値が得られる蒸米被消化性試験法を設定し検討を加えた。白米処理上のポイントは, 白米の枯らし日数と水切操作である。各種酒米の被消化性をしらべた結果心白米は一般米にくらべて被消化性がよく, 白米中のたんぱく含量の少ない方が被消化性がよかった。