著者
内山 幹生
出版者
熊本大学
雑誌
熊本史学 (ISSN:03868990)
巻号頁・発行日
vol.92, pp.59-83, 2010-05-31

本稿では、幕末動乱期の熊本藩における本格的実践展開の端緒、すなわち第一次長州征討に焦点を絞り、従来顧みられることのなかった同藩における兵站活動に光をあてることにした。
著者
内山 幹生 ウチヤマ ミキオ Uchiyama Mikio
出版者
学習院大学
雑誌
学習院史学 (ISSN:02861658)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.95-113, 2005-03

本稿では、地底銭の発生・概念・運用者その歴史的背景について考察する。現在、地底銭という文言の記載された文書は、地方史料の数点をあげるのみで、藩庁の行政文書においては未確認であり、史料的制約は免れない。もっとも、宇土郡不知火町所蔵『御新地方記録』には、比較的多くの地底銭文言がみられる。同書は、天保期より嘉永五年(一八五二)までの郡浦(こおのうら)手永管内・亀尾村を中心とする干拓新田の村々、周辺古村の動向を記録した村方の文書綴りで、三八〇丁からなり、藩政末期の干拓新田村草創の状況が克明に記されている。この文書を中心にして検討してみる。
著者
内山 幹生
出版者
熊本大学
雑誌
熊本史学 (ISSN:03868990)
巻号頁・発行日
vol.97, pp.41-84, 2013-02-20