著者
安田 宣紘 阿久沢 正夫 冨宿 誠吾 松元 光春 阪口 法明 伊澤 雅子 岡村 麻生 土肥 昭夫
出版者
Japan Veterinary Medical Association
雑誌
日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.52, no.9, pp.575-578, 1999-09-20

1996年1月~1997年12月にイリオモテヤマネコの死体3例を回収し, 生存2例を保護した. 死亡3例中2例は成獣で交通事故死, 1例は幼獣で他動物による咬傷死であった. 生存保護2例中1例は成獣で交通事故による重傷が治療により順調に回復した.他の1例は前記交通事故死例の子で, 西表野生生物保護センターで飼育, 順調に発育してラジオテレメトリー用電波発信器を装着, 放獣後3カ月に原因不明の死亡が確認された.
著者
安田 宣紘 阿久沢 正夫 冨宿 誠吾 松本 光春 伊澤 雅子 土肥 昭夫 鑪 雅哉
出版者
Japan Veterinary Medical Association
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.18-20, 2000-01-20
被引用文献数
1

1996年9月~1999年1月にツシマヤマネコの死体10例が, 長崎県対馬にある環境庁対馬野生動物保護センターに回収された. 死因は交通事故7例, 咬傷によるもの2例, 原因不明1例であった. 咬傷の原因は1例は不明であったが, 1例は犬によるものであった. 原因不明例には外傷はなく, 消化管内に多数の内部寄生虫が認められた.