著者
冨田 幸博
出版者
社団法人プラズマ・核融合学会
雑誌
プラズマ・核融合学会誌 (ISSN:09187928)
巻号頁・発行日
vol.83, no.3, pp.288-289, 2007-03-25

重水素とヘリウム3燃料を用いた核融合炉では中性子の発生が少なく,壁材料の寿命や安全性の観点から魅力ある発電炉である.また,核融合反応生成物のほとんどが荷電粒子であり,これらはロケットの大きな推進力になる.ここでは,重水素とヘリウム3燃料による核融合発電炉の概念設計を参考にして,球状トーラス配位によるプラズマ閉じ込めを用いた核融合ロケットを紹介する.