著者
冨田 爽子 水野 晶子
出版者
拓殖大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究は1603年から1642年に英国で出版された ‘Italian Books’ を調査し、研究者が確立したメソッドで、書誌学的記述を試み、イタリア ルネッサンスの大きな影響を受けて英国文化を開花させたその過程で、出版の果たした役割を明らかにすることを目的とする。1642年以降、大変容を遂げる英国の出版活動の直前に、‘Italian Books’ が英国の文人や知識階級、及び、劇作家とどのような文化的邂逅を遂げたかを実証的に検証し、当時の英文学や英国演劇にどのような影響を与えたかを明らかにしようとするものである。研究は概ね順調に進んだ。まだしばらく修正作業が続くが、無事に完成させたい。
著者
冨田 爽子 水野 晶子
出版者
拓殖大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本研究では1560年から1601年の間にJohn Wolfeがその出版に関わった書籍474冊のデータ収集と分析を行なった。データ収集に関しては、日本で収集可能なものは研究代表者と研究分担者と共同で行い、海外での収集は英国・イタリアで研究代表者が行った。エリザベス朝の作家、翻訳者、出版業者そしてパトロンや被献呈者、書物収集家などについての正確で詳細なデータベースを共同で作成した。