著者
出来 成訓
出版者
Historical Society of English Studies in Japan
雑誌
英学史研究 (ISSN:03869490)
巻号頁・発行日
no.10, pp.101-108, 1977

日本に生まれ, 日本の学校教育を受けた人間にとって, 外国語に習熟することはきわめて困難なことである。教授法や数材の研究が他の語学にくらべて相当に進んでいると思われる英語においても, やはり同じことが言えよう。特に「書く」領域についてこの感が深い。<BR>安藤貫一は, この外国語研究の中でももっとも困難な「書く力」に秀でた逸材であった。その死去に際して雑誌「英語青年」が2号に渡って記念号を出したほどの有名人であった安藤貫一ではあるが, 現在では殆んど忘れられた人物となっている。英文学や英語学の研究者と違って英文ライターの仕事は恵まれない。日本人の英訳した日本文学を読む日本人など殆んどいないからである。前記「英語青年」記念号を主たる資料として, 安藤貫一の生涯と業績をながめてみたい。
著者
出来 成訓
出版者
日本英学史学会
雑誌
英学史研究 (ISSN:03869490)
巻号頁・発行日
vol.1978, no.10, pp.101-108, 1977-09-01 (Released:2009-09-16)
参考文献数
13

日本に生まれ, 日本の学校教育を受けた人間にとって, 外国語に習熟することはきわめて困難なことである。教授法や数材の研究が他の語学にくらべて相当に進んでいると思われる英語においても, やはり同じことが言えよう。特に「書く」領域についてこの感が深い。安藤貫一は, この外国語研究の中でももっとも困難な「書く力」に秀でた逸材であった。その死去に際して雑誌「英語青年」が2号に渡って記念号を出したほどの有名人であった安藤貫一ではあるが, 現在では殆んど忘れられた人物となっている。英文学や英語学の研究者と違って英文ライターの仕事は恵まれない。日本人の英訳した日本文学を読む日本人など殆んどいないからである。前記「英語青年」記念号を主たる資料として, 安藤貫一の生涯と業績をながめてみたい。
著者
出来 成訓
出版者
日本英学史学会
雑誌
英学史研究 (ISSN:03869490)
巻号頁・発行日
vol.1977, no.9, pp.155-167, 1976-09-01 (Released:2010-05-07)
参考文献数
17