著者
前山 忠嗣 前原 法文 進 武幹
出版者
耳鼻と臨床会
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.581-588, 1993-07-20 (Released:2013-05-10)
参考文献数
17

慢性副鼻腔炎患者20例に「オースギ小青竜湯エキスG」を投与し, その有効性および安全性について検討し, 次のような結果を得た.1) 有効率 (やや有効以上) は短期 (3~6カ月) 投与群では75%, 長期 (7~12カ月) 投与群では92%であり, 全体としては85%であつた.2) 他覚所見より自覚症状の改善率の方が高かつた. とくに鼻閉, 鼻汁, 後鼻漏の改善率が優れていた. 嗅覚障害に対してはあまり効果がなかつた.3) 副作用は認められなかつた.4) 本剤は副鼻腔炎の治療に有用であると考える.
著者
前山 忠嗣 前原 法文 進 武幹
出版者
JIBI TO RINSHO KAI
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.581-588, 1993

慢性副鼻腔炎患者20例に「オースギ小青竜湯エキスG」を投与し, その有効性および安全性について検討し, 次のような結果を得た.<BR>1) 有効率 (やや有効以上) は短期 (3~6カ月) 投与群では75%, 長期 (7~12カ月) 投与群では92%であり, 全体としては85%であつた.<BR>2) 他覚所見より自覚症状の改善率の方が高かつた. とくに鼻閉, 鼻汁, 後鼻漏の改善率が優れていた. 嗅覚障害に対してはあまり効果がなかつた.<BR>3) 副作用は認められなかつた.<BR>4) 本剤は副鼻腔炎の治療に有用であると考える.