著者
前川 佳代 森 由紀恵 宍戸 香美 宮元 香織
出版者
奈良女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究の目的は、多様な日本古代菓子について日本と大陸での実態を明らかにし、古代菓子を再現して活用することである。日本古代菓子の起源、伝来、実相、展開と変質を実証的に研究し、古代菓子の大陸におけるルーツと大陸に対して甘味料の甘葛煎は日本独自という由来を解明する。その過程で得られた情報から古代菓子を再現する。甘葛煎は菓子だけでなく平安時代に利用された薫物を再現する。再現した古代菓子や甘葛薫物の活用と普及を目指す。菓子は大陸の儀礼や行事とともに伝来した。その用法を食儀礼や修法を含め検討する本研究は、東アジアの食膳研究解明の第一段階である。次いで食膳形態や箸匙の使用法へと発展が見込まれる。
著者
前川 佳代
出版者
奈良女子大学
雑誌
寧楽史苑 (ISSN:02878364)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.54-84, 2000

1 0 0 0 平泉の鎮守

著者
前川 佳代
出版者
学術雑誌目次速報データベース由来
雑誌
古代文化 (ISSN:00459232)
巻号頁・発行日
vol.45, no.9, pp.47-56,60, 1993
著者
前川 佳代 大矢 邦宣 宮崎 良美 島原 弘征
出版者
奈良女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究は、世界遺産となった平泉における都市造営の思想読解のために、地理情報システムであるGISを利用して、発掘調査で検出された遺構のデータベースの作成と、その個々のデータ間の地理的関係を分析し、それらを基に周囲の地理的環境からマクロ的視点で都市造営の思想を読み解くものである。遺構データベースを作成し、平泉の都市構造を復元した。平泉を取り巻く地理的環境からは、諸施設と山稜の関係や太陽運行の関係を考察した。GISソフトで遺構情報を管理し、データを集積していくことは、平泉における今後の継続的な調査と資料の集積と、それらの分析に有効だと思われる。