著者
菅山 謙正 渡辺 勉 高木 宏幸 五十嵐 海理 住吉 誠 前川 貴史
出版者
京都府立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本研究の目的は、英国を代表する言語学者Richard A.Hudsonが新たに開発し、改良を重ねているWG理論(New Word Grammar,NWG)の枠組みを把握し、その認知文法的、あるいは構文文法的影響を探ることであった。3年間に亘って予定していた研究計画に従い、これをほぼ遂行し、NWGの修正点、改良点を明らかにし、言語理論として有望であると結論付けた。研究成果は、論文としても公刊したが、2011年中にはKyoto Working Papers in English and General Linguistics Vol.1、『ハドスンの英文法』として開拓社よりそれぞれ、論文集、書籍として刊行する。
著者
前川 貴史
出版者
北星学園大学短期大学部
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

制約に基づく言語理論であるHead-drivenPhraseStructureGrammar(以下HPSG)の枠組みで、英語の節および名詞句の左端要素の語順に関する諸問題を扱った。英語の左端要素をめぐる諸現象が示すいろいろな特殊性が、HPSGの枠組みでは一般性を損なうことなく説明できるということが明らかとなった。