著者
安藤 英一 加川 幸雄
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.472-479, 1995-06-01 (Released:2017-06-02)

超音波プラスチック溶着はプラスチック製品の組み立て手段として、広く用いられている。しかし、その溶着メカニズムは明らかにされていない。本研究は、有限要素法による軸対称振動解析と非定常熱伝導解析の手法を超音波プラスチック溶着に適用したもので、実際の超音波プラスチック溶着を解析、評価するうえで有用な情報を得ることを目的としたものである。内部熱源は振動歪に比例する振動損によると考えた。計算例として被溶着材、ABSのテスト・ピースを取り上げて振動変位分布、振動歪分布、温度分布及び溶融することによる変形について考察した。計算結果は実測結果と比較検討の結果、良い対応が得られた。
著者
荒井 秀行 金坂 績 加川 幸雄
出版者
富山大学工学部
雑誌
富山大学工学部紀要 (ISSN:03871339)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.1-6, 1976-03

Finite element approach is successfully applied to-the vibrational Schrodinger equation with Lennard-Jones potential. Ar_2 atom molecules are considered for diatomic problem, for which the eigen values, the corresponding eigen functions and the vibrational level spacings are calculated.The calculated values agree with those experimentally obtained. This verifies the validity of the present approach, which paves the way to the application to the problems of this kind.