著者
伊藤 龍星 原 朋之 樋下 雄一 藤吉 栄次 玉城 泉也 小林 正裕 阿部 真比古 吉田 吾郎 菊地 則雄
出版者
大分県農林水産研究指導センター水産研究部
雑誌
大分県農林水産研究指導センター研究報告. 水産研究部編 = Bulletin of Oita Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Research Center (Fisheries Research Division) (ISSN:2186098X)
巻号頁・発行日
no.4, pp.9-22, 2014-07

国東半島及び別府湾の沿岸で、アサクサノリほか希少アマノリ類の分布について調査した。1. 採集した葉状体は形態観察を行い、アサクサノリと思われるものはさらにPCR-RFLP分析による種同定を行った。2. 調査を行った46地点のうち、国東半島10地点、別府湾2地点の計12地点で採集したアマノリ葉状体がアサクサノリと判断された。3. 国東半島の1地点で採集したアマノリ葉状体がイチマツノリと判断された。4. 国東半島の3地点で採集したアマノリ葉状体がソメワケアマノリと判断された。5. アサクサノリは環境省の「絶滅危惧I類」、水産庁の「絶滅危惧種」に、イチマツノリは水産庁の「絶滅危惧種」に、ソメワケアマノリは環境省の「準絶滅危惧種」、水産庁の「絶滅危惧種」に選定されており、国東半島及び別府湾には、貴重な絶滅危惧種アマノリ類が分布していることが判明した。
著者
泉 宏志 武田 有志 森 久直 坂巻 佳壽美 栗原 朋之 宇賀神 孝 村越 英樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.44, no.9, pp.2409-2417, 2003-09-15
参考文献数
14
被引用文献数
4

WBT(Web-Based Training)と呼ばれる教育システムが多数提案され,開発されているが,実験を扱うWBTシステムは少ない.そこで本論文では,ディジタル回路実験のためのWBTシステムを提案する.ここで提案するWBTシステムはサーバ/クライアントシステムであり, 学習者は,クライアントが持つ実験用ボードで実験を行う.実験用ボードには,FPGA(Field Programmable Gate Array)が搭載してあり,サーバから実験用回路データを書き込むことができる.また,指導者は,実験用ボードの状態をJTAG(Joint Test Action Group)テストを応用したモニタリング機能によって把握できるため,学習者への適切な指導が可能である.本システムを用いてディジタル回路実験を行い,実験室で行われているディジタル回路実験と同様な実験ができることを確認した.A lot of WBT (Web-Based Training) systems have been proposed and developed. However, there are few WBT systems treating experiments.Then, this paper proposes a new WBT system for digital circuit experiments. This system is a server/client system,and the exercises and experiments are performed with the FPGA (Field Programmable Gate Array) based training board on the client.The instructor can know the state of the circuits by the monitoring function adapting JTAG (Joint Test Action Group), and can teach to the student suitably.As the result that actually exercised with created educational contents,we confirmed that the same study as digital circuit experiments in current educational institutions could be performed.